大自然の中で「ととのう」。どこにもない贅沢な癒しと食の体験を、箱根の隠れ家ホテルで[PR]
癒しを超えた、スペシャルな時間とサステナブルな気付き
車でも電車でもアクセスの良さが抜群で、思い立ったら気軽に訪ねることができる東京から近いリゾート地「箱根」。このエリアには、温泉旅館もホテルもたくさんありますが、そのどれとも違う個性的なホテル「nol hakone myojindai」(ノル ハコネ ミョウジンダイ)が今年の春に誕生し、人気を博していると聞き、さっそく訪ねてきました。
“nol”とは、東急リゾーツ&ステイが運営するホテルのブランド名で、「Naturally (自分らしく、自然体で)、『Ordinarily (普段通り、暮らすように過ごし) 』、『Locally(その土地の日常に触れる) 』の頭文字をとったもの。
京都には既に「nol kyoto sanjo」があり、箱根は2軒目になります。
ホテルを選ぶとき、何を基準にしますか。
客室の広さや温泉施設の充実はもちろんですが、今回は「癒し」「食」「サステナブル」の3つの観点から、他のホテルとはまったく違う「nol hakone myojindai」の魅力について紹介したいと思います。
「nol hakone myojindai」のおもてなし
箱根湯本駅からタクシーで20分という好立地にある「nol hakone myojindai」。明神平は、もともと東急不動産が開発した広大な別荘地で、今も多くの立派な別荘が立ち並んでいます。当初「東急ハーヴェストクラブ」という会員制のリゾートホテルとして運営されていた施設を、今年の春、全面的にリニューアルしてオープンしました。
都心からのアクセスの良さもありながら、この土地ならではの静けさと景観の良さも堪能できることは、このホテルに滞在する大きなメリットの1つと言えるでしょう。空間が贅沢に使われているのにも納得がいきます。
エントランスを入ると目の前に現れるのは、高い天井のロビーラウンジ。落ち着いた照明が、一気にくつろぎムードにしてくれます。
最初に目に入ってくるのは、ゴージャスなドリンクバー。
「滞在中、いつでもお好きなだけ召し上がっていただけます。お部屋には、持ち運びできるオリジナルのタンブラーを用意していますので、こちらを使って、お部屋でもプールでもぜひ楽しんでください」と支配人の黒田謙一さん。
ハーブウォーター、オーガニックデトックスティーの冷たいドリンクに加え、こだわりのハーブティーや日本茶、各種のコーヒーなど温かい飲み物も用意され、思わず目移り。
さらに、キンモクセイ、洋梨、グリーンアップル、ホワイトグレープといったシロップも用意されているので、甘みをプラスしてオリジナルドリンクを作る楽しみも。
ワインや日本酒も、600円で購入できるようになっていて、好きなタイミングでいろいろ試せるのはうれしい限り。
ドリンクバーのすぐ目の前の、眺めのいいラウンジでいただけば、非日常の世界にすっかりはまってしまいます。
客室はバラエティ豊か。露天風呂付きのほか、4人まで泊まれる和洋室など、ファミリーや女子旅にもぴったりな客室が用意されています。
内装はブラウンや木目を基調に、柔らかな曲線が多く施された自然の温もりが感じられるデザインとなっており、その窓からは豊かな自然が見え、ホッと心が休まる空間となっています。
犬と一緒に泊まれるケージ付きのツインルームもあり、先に予約が埋まってしまうくらい人気とのこと。庭にはドッグランもあるので、愛犬家にはたまらないはず。
廊下には独特なデザインのレリーフが。
「2012年にハーヴェストクラブ箱根明神平を改装した際に、キャピトル東急ホテル(現:ザ・キャピトルホテル東急)の建物解体で発生した木材を活用して制作された特別な作品で、“歴史を新たな形で残したい”という想いが込められています」と、黒田さん。こんなところにも、サステナブルな精神が生きています。
各所にガラス窓があり、庭や森の緑が眺められます。
客室に用意されている館内着は大浴場に行くときはもちろん、食事のときもOK。シックなデザインなので違和感なく過ごせます。
さっそく着替えて、温浴エリアへ。
温泉とサウナだけではない「温浴」の楽しみ
体を温めてから冷ます。これを繰り返すことで、血行が促され筋肉がほぐれリラックスできる。日本人なら誰でも知っている温浴の効果です。
サウナブームもますます盛り上がり、「ととのう」という言葉もすっかり定着しました。
「nol hakone myojindai」のいちばんの魅力は、なんといってもサーマルプールです。無色透明のアルカリ性単純温泉だからこそできる、見事な施設。
敷地内に3本ある自家源泉を使用した温泉水は、約35℃に設定され、温泉ともサウナとも違う心地よさを体験することができます。
室内なので、雨天はもちろん、夜もOK。クッション付きのリクライニングチェアや、2、3人で寝転がれるスペースもあり、至れり尽くせり。
今回は、外国人のゲストが多数くつろいでいました。さすが、プールサイドでの時間の過ごし方をよく知っています。
プールのすぐ並びには、サーマルルームが。体温とほぼ同温に設定したミストで満たされた室内は、高温のサウナはちょっとつらい、という人にも過ごしやすくおすすめ。体が温まったら、そのまま「ととのいテラス」へ。
こちらは、箱根の雄大な景色を眺めながら外気浴ができる、オープンエアのウッドデッキ。ヒノキの間伐材を使って作られています。
間伐とは、森林を健全に保つために、一部の樹木を伐採すること。間伐材も無駄なく使うことは、豊かな自然を守るためにも大事な取り組みの1つです。
サウナを極めたい人は、テラスにある貸切のテントサウナで外気浴との繰り返しを楽しむのもよし。これからの季節の冷たい空気は、マニアにはたまらないはず(事前予約制、90分11,000円/税込)。
もちろん、大浴場、露天風呂も充実。特に露天風呂は、奥まった立地だからこその開放感がなんとも贅沢で、まるで森の中で木々に守られているような安心感も得られ、身も心も癒されること間違いなし。ドライサウナも併設されており、人によってさまざまな楽しみ方ができます。
温浴施設はすべて地下1階にあり、動線がいいのも魅力。温まって、タンブラーに入れたドリンクで水分補給して、テラスでととのって、と何時間も過ごせそうです。
自家菜園と地元食材にこだわった、創作イタリアン
夕食は、イタリアンレストラン「crescita (クレシータ)」 でいただきます。クレシータは、イタリア語で「育つ、成長する」という意味。
庭にある自家菜園=ファームをはじめ、小田原のはなまる農園の野菜、海の幸や近郊牧場の肉類を厳選して使っています。遠くから物を運ばないで地産地消するということは、CO2を無駄に使わないことにもつながります。
心と体をととのえることを第一に考えたボタニカル・イタリアンのコースは、西麻布「No Code」オーナーシェフ・米澤文雄氏が監修。
イタリア語で、人と人との繋がり、という意味のある、「Rapporti(ラッポルティ)」と名付けられました。ゲスト、生産者、ホテルの繋がりを大事にしたい、という意味が込められています。
メニューは2ヵ月に一度変わり、連泊の場合は、違う料理が供されます。
アンティパストは、農園をイメージしたブッフェボードから、ゲストが 「収穫する」という趣向。採れたての野菜と特製のソース、3種の料理が並びます。
ブッフェはいつもわくわくしますが、全部自分で取りに行くのも忙しないもの。アンティパストだけ、というこのプレゼンテーションは、スマートで素敵でした。コースの途中で、追加で取りに行くことももちろん可能です。
2皿目のアンティパストの後は、パスタ2種、メイン3種から選ぶスタイル。肉と魚がバランスよく配され、どのメニューも地元の食材が使われています。悩んでしまいますが、それもまた楽しさのうち。お皿がサーブされると思わず歓声が上がります。
ドリンクメニューのおすすめにあったスパークリングワインは、アルザス産の樽入り。頼んでみたところ、グラスに並々と注いでくれました。モクテルやノンアルコールのクラフトドリンクも多数用意され、選ぶのが楽しい。
デザートは2種からセレクト。これがまた、メニューからはまったく想像ができない見た目と味で、楽しいことこのうえない。
宿泊しないとこの料理は食べられないのだから、なんとも贅沢なことです。
朝食は、自家製のスムージーとサラダをブッフェスタイルで。スパイスやハーブを使った、米澤さんレシピの特製ドレッシングが用意されています。神奈川県産の生乳を使ったきんたろう牛乳や、豆腐のように濃い豆乳も。
メインのプレートは、パンケーキかたまごから選ぶスタイル。どちらにも、日替わりスープ、焼き野菜、豆煮込み、自家製プリンなどがつきます。
大きな窓の外は、雄大な箱根の自然。この風景こそが一番のごちそうです。
一歩このホテルに足を踏み入れたら、とにかく一度も出かけず、この空間と自然を満喫したい。実際、サーマルプールやロビーラウンジで、ゆっくりくつろぐゲストが多いそう。なんとも素敵な体験でした。
ぜひ再訪したい、今度は家族と。
「nol hakone myojindai」の地球に優しい取り組み
自然と同化して過ごすことで、自分を癒し、ととのえる。忙しい日常から離れて、本来の自分を取り戻す。
そんなnolならではのブランドコンセプトは、サステナブルな取り組みが前提になっています。支配人・黒田謙一さんに教えていただきました。
1.自家農園=ファームを設営
「周辺産地の食材を使用するのはもちろんですが、その日、その場で取れたものを食べていただきたい。Farm to Tableを実現するために、ファームを作りました。小田原農家のはなまる農園さんのお力で実現することができ、結果的に地域連携にもつながったと感じています。
ファームは自由に見ていただけます。四季に応じた魅力、作物が育つ過程をお客様にも楽しんでいただきたいと思っています。ぜひ食事の前に足を運んでみてください。夕食のとき、野菜の味わい方が違ってくると思います。ハーブ類は、料理はもちろん、ロビーのドリンクバーでも使っています」
普段当たり前のようにいただいている野菜は一体どのように育ち、私たちの食卓に並ぶのか。家庭菜園をしない限りその過程を知る機会はなかなか巡り合えないもの。
ファームでは、ナスやトウガラシ、イタリアンパセリやレモングラスなどさまざまな種類の作物が育つ過程を見ることができるので、自然と「この野菜ってこんなふうに育つんだ!」といった会話がそこかしこで生まれていたりと、「食育」の観点からも学びを得られる、貴重な空間だと感じました。
2.サステナブルな意識を高めるドリンクバー
「せっかく自然の中で過ごしているのに、ペットボトルがお部屋の冷蔵庫の中にあったら違和感がありませんか?
いつでもどこでも体にいい飲み物を楽しんでいただけるよう、ロビーにドリンクバーを作りました。厳選したオーガニックのお茶など多数とりそろえていますので、オリジナルのタンブラーを活用しながらいろいろ試してみてください。お飲み物と一緒に、ラウンジやガーデンでゆっくり過ごされるお客様も多いです」
宿泊者全員に提供されているオリジナルのタンブラーはそのまま自宅に持ち帰ることができるため、ホテルで宿泊したときだけでなく、家に帰ってからも地球に優しい選択ができることも嬉しいポイントです。
3.随所で木を感じてもらいたい
「『ととのいテラス』は、森林を健全に保つために樹木を間引いた木=間伐材を使っています。また、大変好評いただいているドッグランエリアでもウッドチップを使用しており、歩いていただくと足の裏が柔らかく気持ちいいのがわかっていただけると思います。
ファミリーのお客様も多いので、木育の意味も込めて、丸太で遊べるウッドパークも作りました」
雄大な自然の中で走り回る体験は、なかなか都心ではできないこと。ウッドチップを使用しているため、もし転んだとしても地面がふわふわと柔らかいのも安心です。
「施設としてサステナブルな取り組みをしていくことはもちろん、リゾートの非日常の中で、地域や自然と共有することの重要性をお客様にも体感していただけたらと思っています」
豊かな自然に囲まれ、四季折々の魅力を目でも耳でも食でも、まさに全身で堪能できる「nol hakone myojindai」。気づけば日頃の疲れもふっと癒され、大地の恵みからパワーを得る滞在に。
ここでの心地よい体験を通して、私たちに欠かせない自然の豊かさを守るためには何が必要か、自分たちを「ととのえる」だけでなく、この大切な環境も「ととのえる」必要があるのだな、と改めて考えさせられるひとときとなりました。
※ FRaU WEB 2024年12月公開
神奈川県足柄下郡箱根町宮城野1488
TEL.0460-87-2034
https://www.nolhotels.com/hakone-myojindai/
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